「投資」「運用」の最初から最後まで

 

今回の記事をまとめると…

投資・運用商品を買う時に知っておくべきことは、
「安い時期にはじめようと思わない」
「素人には安い時期などわからない」
「つみたて投資を必ず活用する」
「大暴落時に買い増しもアリ」。

そして売る時に知っておくべきことは、
「『まとめて全部売る』は危ない」
「投資資金が1.5倍になったら1割売るなど、自分ルール・ゴールを決めておく」
「『老後は引き出しながら運用」もアリ」。

では詳しくみていきましょう!

<入り口・始め方・買い方>

お金の世界には、
貯金・預金」と「保険」のほかにも、
投資」や「運用」と呼ばれるものがあります。

「貯金・預金」と「保険」は、
私たちにとって身近な金融商品であり、
仕組みは単純で変動性も少ないものがほとんどで、
選ぶのに必要な情報量もそれほど多くないので、
自分のライフスタイルに取り入れている人がほとんどではないでしょう。

一方、
「投資」「運用」と聞くと
未知の世界や縁遠いものだと感じる日本人は多いようです。
実際、
「株式」「債券」「投資信託」「外貨」「仮想通貨(暗号資産)」など、
みるからに複雑そうで、変動性が高く、リスクばかりが感じられ
二の足を踏んでいる方がたくさんおられます。

その一方で、この「投資」「運用」で、
頭ではわかっていることもあります。
これからの少子高齢化社会で生き残るには、身につけておかなければならない
・新しい生活を手に入れるには、「自分の時間と労力を使って働く」だけでなく「お金に働いてもらう」必要がある
老後資金を考えるには避けて通れない

もし、あなたがそう思うなら、
この記事をお読みになって、
小さくてもいいので、まず第一歩を踏み出してみて ほしいと思います。

「投資」「運用」を始められない理由に、
「元本保証ではない」
「損するかもしれない」
という投資のリスクばかりに気がいってしまいませんか?

この思考に偏ってしまった方に限って、
「もう少し下がってから」「確かな相場になってからでないと」など
「投資」「運用」を始めない言い訳をなさる傾向を感じます。

ですが実際には、
安くなった=相場全体が素人にもわかるほど下がっているときに投資をはじめられる人は、あまりおられないのが実状です。

わかりやすい直近の例だと、
コロナ禍で日経平均株価は年始の約24,000円から約16,000円へと約3割ほど値を下げました。
この時に投資を決断し実行しましたか?
2020年3月中旬にこのような底値をつけましたが、
その後6月頃までは約20,000円までの低い相場だったのですが、
この時期に投資商品の買い付けをしましたか?

実際のマーケットを見ていると、
8割ほどの日本人がこの絶好の投資機会をみすみす逃しています。

「投資」「運用」の一定の知識を持って、
かつ自己責任の意味を理解している投資家は、
このコロナ禍で資産を2~3割増やしているのです。

ですが、
このような投資判断や自己責任に基づいた決断と行動が苦手な日本人には、
「積立投資」というものが、
最初の「投資」「運用に適しています。

また「つみたて投資」の場合は、
購入者が価格の変動に一喜一憂する必要がないことも、
専業投資家ではない我々に向いている理由です。

これは、
・一度に多くの資金を投じて、損する・失う恐怖心が不要なことや、
・投資信託のつみたての場合、運用で得た利益を再び投資に回す形になり、これにより、利益がさらに利益を生む「複利の効果」が得られること、
・一定金額のつみたての場合、相場が高い時には少ない数しか買い付けられないが、相場が下がると同じ金額のつみたてでも多くの数が買い付けられ、結果として下落後の上昇局面で手堅い利益の獲得が見込めること、
など、「貯金」「保険」に近い感覚で始められるのに、時間を味方につけて堅実に(「貯金」や「保険」より増やせることが、
日本人に適している理由です。

なかでも、 複利は、運用期間が長くなるほど有利です。
逆に言えば、はじめる時期が遅くなればなるほど、増やせる可能性が失われるのも事実です。
これは、つみたて投資をしないリスク、始めるのをためらい先送りするリスクだとも言えます。

つみたて投資なら、
相場の大暴落が起こったときも慌てず「今は安いから(同じ金額のつみたてでも)たくさん買えているな」と考えて、にっこりしていればいいわけです。
資金に余裕があるなら単発で買い増しをすれば買った値段の平均が下がるので、そのあと上昇に転じれば大きな利益を生んでくれます。

では、次に
「投資」「運用」の出口・売り方についてお話します。

<出口・売り方・その後>

「投資」「運用」した資産は、
その後どうするかを予め決めておくのが賢明です。

人はなぜか、感情・感覚で動く生き物です。
衝動買いしかり、下落相場で慌てて自分も売り抜けようとして損するもしかり。

この出口のルールとも言えるものに正解・不正解はありませんが、
あなたが自分の資産運用がどうなればゴールとし納得できるか、
これを決めておくと精神衛生上も健全であるということです。

「外貨」や「仮想通貨(暗号資産)」などのハイリスク投資なら、
保有資産の1割以内そ元手に運用する、
2倍になったら半分は売却し、元本回収する、
などなど。

「つみたて投資」なら、
60歳まではつみたてを続ける、
1.5倍に増えたら1割売却し利益確定する
などなど。

ちなみに、
自分ルールでゴールに到達したら、
全部売却というのはあまり利口ではありません。

そもそも、つみたてに期限はありません。
税制優遇を活用するとしても、
つみたてNISAは最長20年ですが何歳になっても続けられますし、iDeCoも70歳まで運用可能、個人年金保険なら60歳以上までつみたてれば税制優遇受けられます。
つまり、急いで引き出す必要はないわけです。

むしろ、
手元に大金を持つと、恐ろしいスピードでお金がなくなってしまうことが多々あるようです。

さて、ここでは、
少しずつ引き出しながら残りを運用するとどのようになるかを紹介します。
ご自身の資産運用の出口の参考になさってください。

例えば…

コツコツとつみたてて1,000万円まで育てた資産を持っているとします。
ここから毎月10万円を引き出して、残りはそのまま運用し続けるとどうなるか?

こうなります。

年利1%>で運用できた場合、
8年8ヶ月に渡って、毎月10万円を引き出すことができます。
受取総額は1,040万円

年利2%>で運用できた場合、
9年1ヶ月に渡って、毎月10万円を引き出すことができます。
受取総額は1,090万円

年利3%>で運用できた場合、
9年7ヶ月に渡って、毎月10万円を引き出すことができます。
受取総額は1,150万円

年利4%>で運用できた場合、
10年1ヶ月に渡って、毎月10万円を引き出すことができます。
受取総額は1,210万円

年利5%>で運用できた場合、
10年9ヶ月に渡って、毎月10万円を引き出すことができます。
受取総額は1,290万円

このようになります。

年利5%の運用って聞くと、
銀行預金金利に慣れてる私たちにとっては「無理むり!」「ないない!」と感じてしまいがちですが、
もし三菱UFJ銀行の株式を持っていると、売り買いせずに保有し続けるだけで毎年5%の配当金が支払われています。
ファイナンシャルプランナー事務所・守錢堂イチオシの投資信託だと年利7~12%の運用が当たり前です。

しかもつみたて投資で20年、いや、適正な商品なら10年で、
元本割れ=損するリスクはほぼ“ゼロ”にまで抑え込めています。

こういった自分のゴール・ルールを決めておけば、
相場の上下に一喜一憂、振り回されることなく、
老後になっても、ゆる~く資産運用を続ければ、より長期間の恩恵を受けられるのがいいですよね。

今回の記事をまとめると…

投資・運用商品を買う時に知っておくべきことは、
「安い時期にはじめようと思わない」
「素人には安い時期などわからない」
「つみたて投資を必ず活用する」
「大暴落時に買い増しもアリ」。

そして売る時に知っておくべきことは、
「『まとめて全部売る』は危ない」
「投資資金が1.5倍になったら1割売るなど、自分ルール・ゴールを決めておく」
「『老後は引き出しながら運用」もアリ」。

これらは“投資で失敗しないための掟”と言い換えても過言ではありません。

 

ファイナンシャルプランナー事務所・守錢堂では、
・本気でハイリスク投資を学びたい方に本場米国のE-learningスクールをご紹介できます。
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