保険で貯蓄ってアリ? ナシ?

日本中の保険屋さん・保険ショップを敵にまわす覚悟で断言しますね!

 

ファイナンシャルプランナー事務所・守錢堂の結論としては、

『保険で貯蓄はナシ!!です』

 

詳しく解説していきますので、
お読みのあなたは「保険で貯蓄ってアリ? ナシ?」のどちらなのか、
お考えになってください。

(ご注意)
「アリ? ナシ?」はファイナンシャルプランナー事務所・守錢堂の考えに基づくもので、個人の価値観を否定するものではございません。予めご了承ください。

ここでは保険の必要性を論じません。
純粋に数字として、比較を試みます。

例えば、平均寿命まで1000万円の死亡保障を用意するとします。

いわゆる“掛け捨て”の保険商品を使うか、
それとも“積み立て”の保険商品を使うか、

ある保険会社の実際の商品で比較してみましょう。
今回は35歳の男性を例にして試算してみました。

まずは、
いわゆる“掛け捨て”の保険商品の場合です。

平均寿命にピッタリの商品設計はどの保険会社で探してもないので、
業界で唯90歳までのいわゆる“掛け捨て”の保険商品で試算すると、

月額9,250円を保険の終了と同じ90歳まで支払うと、
平均寿命までにいつ死んでも1000万円の保険金を家族に残すことができます。

90歳まで保険料を支払い続けた場合、
支払う保険料の総額は、6,105,000円となります。
この間に亡くなると、10,000,000円の保険金が家族におります。

あなたは、どう感じますか?

では次に、
積み立て”の保険商品の場合です。

私たちは“積み立て”という言葉に、「元本割れ」という状況を通常含んでいません。
保険屋さんがよく使う言葉である“積み立て”には「元本割れ」は当たり前なので、ご注意ください。

ここでは当然、「元本割れ」なしに“積み立て”られるケースを試算します。

平均寿命にピッタリの商品設計はどの保険会社で探してもないので、
いわゆる「ずっと」続く終身保険というもので“積み立て”が実現できる試算をすると、

月額28,180円の終身保険を(60歳まで掛け金を支払うとその後は支払不要で保険だけが残る)60歳払済にすると
もちろん、いつ亡くなっても1000万円の保険金を家族に残すことができます。

この場合、60歳までに
支払う保険料の総額は、8,454,000円となります。
この間に亡くなると、10,000,000円の保険金が家族におります。

この保険商品には“積み立て”機能がついていますが、
それはどういうことでしょうか?

これは、
60歳を過ぎてから、保険契約を解約すると、
支払った保険料総額より若干多い解約返戻金というものが受け取れる、
というものです。
この方法で解約返戻金を受け取る場合は、いわゆる老後資金に使えるということになります。

ただし、
この解約返戻金というものは、保険契約を解約して受け取るお金ですので、
1000万円の保険金を家族に残すことはできません。

更に、
60歳までの掛け金を支払っている時代に、
解約すると平均で3割ほど“元本割れ”を起こします。
つまり、現役世代のうちにどうしてもお金が必要になって解約し、
解約返戻金を受け取ると、“積み立て”らしからぬ事態が発生するわけです。

今回は35歳男性の例でしたので、
実に25年間も28,180円の支出が固定されるわけです。

“掛け捨て”商品の支払総額が6,105,000円でした。
“積み立て”商品の支払総額が8,454,000円でした。

掛け金の支払終えるタイミングが異なるので
これを毎月の掛け金だと、
“掛け捨て”商品の毎月の掛け金が月額 9,250円で90歳もしくは亡くなるまで、
“積み立て”商品の毎月の掛け金が月額28,180円で60歳まで支払うことになります。

 

余談ですが、
“掛け捨て”と“積み立て”の毎月の掛け金の差額18,930円を同じく60歳までの25年間、
弊社でもよくご案内する某大手銀行株で累投(積立投資)し保有した場合、
保有株式に対して年率5%の配当が受け取れますので
同株式に積み立てる元本総額5,679,000円とは別に
累計3,69,493円もの配当金が受け取ることができます。
ちなみにこの配当金は、現役世代に毎年少しずつ受け取るもので
25年間の累計で3,69,493円にのぼるということです。
さらにその後、積立をしなくても、
保有資産を売却しない限り、毎年283,950円の配当金を得られ続けます。

もちろん、
この例だと保有資産は某大手銀行の株式ですので、
株価上昇および下落のリスクはあります。
またこの配当率5%も変化する可能性はあります。
その一方この株式は、日本でトップ10に入る時価総額(規模)があり、日本1、2の銀行です。
他の数多ある株式のなかでは、相当手堅い部類に入りますが、このような変動リスクはあります。

そのリスクさえ受け入れられて、
この配当金なるものを知ってしまうと、
お金が欲しい現役世代に(今回の例だと)元本とは別に350万円もの運用益を運んできてくれるわけです。

 

変えるには、リスクが伴う。
変えなければ、より大きなリスクを伴う。
John Watts Young -宇宙飛行士-

 

 

ずいぶんと多くの数字が登場しました。
これでもできるだけ減らしたつもりです。

辛抱強く最後までお読みになったあなたは、
「保険で貯蓄ってアリ? ナシ?」については、どうお感じになりましたか?

これを言っては元も子もないかもしれませんが、
保険会社は契約者から集めた掛け金を保険商品では運用していません。
そうです、株式や投資信託などの運用商品で回して利ザヤを稼いでいます。

このことからも、
保険・保障が必要なら、最低限を“掛け捨て”準備して、
保険商品に積み立てるようなことはせず、
手堅い運用商品をあなたも持つべきではないでしょうか?

 

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