生命保険・死亡保障を考える③
「生命保険・死亡保障を考える①」
「生命保険・死亡保障を考える②」
をまだお読みでない方は、先にお読みください。
それでは今回は、実際の保険をみていきます。
私のように生命保険・死亡保障を500万円持とうとすると
実際の保険商品ではどんな選択肢があるのでしょうか?
参考事例として35歳の男性が加入した場合で比較してみます。
①90歳までの死んだら500万円のかけすての保険
(ちなみに私はこれに加入してます)
<O社の定期保険90歳満了、保険金額500万円の場合>
保険金額 500万円
保険期間 90歳
払込期間 90歳
保険料 3,750円(月払い)
90歳までの払込総額 270万円
この保険だと、
途中で解約しても、
1円もお金は返ってきません!
最後まで続けても、
270万円払って500万円遺せるので費用対効果◎
90歳過ぎると保険も終わります。
つまり何も遺らない。
私のように、
20年くらいで資産形成できたら、
解約する目算の人にも最適です。
月額がそれほどたかくないので、
辞めない(解約しない)かもしれませんけど。
②死ぬまでずっと保険金が用意できるタイプ(かけすてではない)
では、比較として、
保険屋さんに死亡整理資金としてよく勧められがちな商品を見てみましょう。
<N社の終身保険105歳払込、保険金額500万円の場合>
保険金額 500万円
保険期間 終身(死ぬまでずっと)
払込期間 105歳
保険料 9,180円(月払い)
この保険76歳を過ぎると、
払い込む保険料の総額が500万円を超えてしまいます。
こうならないようにするには、
月払い保険料はアップしますが、
払込期間を縮める方法を取らねばなりません。
そうすると…
③死ぬまでずっと保険金が用意できるタイプ(かけすてではない)を60歳までに払い込み終えるタイプ
<O社の終身保険60歳払込、保険金額500万円の場合>
保険金額 500万円
保険期間 終身(死ぬまでずっと)
払込期間 60歳
保険料 17,194円(月払)
これだと、
払い込む保険料の総額は約412万円で
遺族に遺せる保険金が500万円なので一定の費用対効果は出せますね。
ちなみに、
払込終えた翌年、61歳以降なら、
この保険契約を解約しても、
払い込んだ約412万円以上のお金(解約返戻金)をあなた自身が受け取ることもできます。
もちろん、あなた自身が受け取るには解約するので、
保険契約は消滅し、家族に保険金を遺すことはできません。
とここまで、
死亡保障500万円をほ保険で備える選択肢をみてきました。
他にも外貨建てのものや、もっと短い保険期間のものもありますが、
ここまでお読みになって、どう感じられますか?
あなたの価値観に響いたのは、どの選択肢でしたか?
正直①か③のどちらかをお選びになる方が多いと思います。
最後に大切なことをお伝えします。
これら商品比較に加えて、
どの保険会社から入るか?
もとても大切です。
保険料が安いだけで選んで大丈夫なのか?
歴史ある保険会社で入る価値はあるのだろうか?
ここまで含めて相談できるファイナンシャルプランナーは価値があると思います。
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